ChatGPTで個人情報を扱うときの注意点と「一時チャット」について

ChatGPTで個人情報を扱うときの注意点と「一時チャット」について
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生成AIにテキストを投稿する際、「個人情報があるからこの情報はそのまま投げられない」というケースが少なくありません。

例えば60分のビデオミーティングの音声データを文字起こしして議事録としてまとめる、っていう作業をChatGPTでやろうと思っても、そのデータを丸ごとChatGPTに渡して大丈夫かどうかってわからないですよね。

そんな方のために、個人情報が含まれるテキストをChatGPTに投げる際の注意点をまとめておきます。

「一時チャット」を使う

ChatGPTには「一時チャット」という機能があります。

この機能を使うと、履歴に残らず、学習されることがなくなるため、比較的安心してChatGPTを利用できます。

一時チャットの詳細はこちらの画像の通り。この記事執筆現在の内容なので今後詳細は変わる可能性もありますが、概ねこういう機能です。

個人情報となるテキストだけは削除してからChatGPTに投げる

一時チャットの機能をどこまで信用するかっていう話になってくるので、個人情報となる部分だけを削除してからChatGPTに投げるのをおすすめします。

一手間かかりますが、ChatGPTを使うことでトータルの作業時間が短縮できるのであれば利用価値はあるはずです。

クライアントさんの許可を得ておく

個人情報を削除した上で一時チャットを使えばだいぶ安心だとは思いますが、事前にChatGPTを使って良いかどうかの許可をクライアントさんに取っておけたらなお安心です。

クライアントさんによって回答は様々だと思うので、一切利用しないでと言われたらそれまでですし、逆に「社名や製品名などは含まれていても問題なく、個人名・メールアドレス・電話番号のようなパーソナルな情報だけ削除してください」と言われたらだいぶやりやすくなります。

最後に

ブレストや情報収集など、ChatGPTに情報を与えずにできる作業であれば問題ないですが、テキストを渡した上で加工したり編集したりする作業も便利なので、その場合の個人情報の取り扱いは十分に気をつけたいところです。

僕自身、一般的な用語であればChatGPTに投げちゃってますが、クライアントさんの個人情報となるものは一切使ってないですし、上手にChatGPTと付き合っていけたら良いと思ってます。

なんにせよ、ご自身のポリシーに従いながら、案件やクライアントさんごとに相談しながら使っていってください。

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