詐欺飛びは強力な行動だと思いつつも、それが詐欺飛びだと知られてしまっていたらあんまり強くないのかなと思っていた時期がありました。
自分で詐欺飛びをしてみて、そして相手の詐欺飛びに対処してみて、ネタがわかっていたとしても強力な選択肢だと感じたので、どんなところが詐欺飛びのメリットなのかを僕なりの視点で解説してみます。
知識のない相手には通しやすい選択肢
本題に入る前に、詐欺飛びの仕組みを知らない人に対しての詐欺飛びの話を。
詐欺飛びへのルートはキャラによって異なるため、キャラ対策ができてない相手に対しては詐欺飛びが強力な行動となります。
改めて詐欺飛びについて解説しておくと、相手が無敵技を打ってきた場合はガードすることができ、暴れていたらジャンプ攻撃がヒットし、ガードされていても大幅な有利を取ることができるのが詐欺飛びです。
スト6のほとんどのキャラの場合、ダウンさせて42F有利が取れていれば詐欺飛びができます。春麗だけジャンプの時間が長めなので46F有利を取る必要があります。
パリィされる可能性も高いですが、詐欺飛びに対してパリィが多いと思ったらすかし投げの選択肢も取れます。
ジャンプ攻撃を出さずに着地からの下段も有効な選択肢の一つです。
相手が詐欺飛びの対策を知らないのであれば擦り続けていいと思います。僕は春麗とディージェイで詐欺飛びを擦り続けてマスターまで行きました。
知識がある相手の場合でも無敵技の選択肢を削れるのはメリット
相手が詐欺飛びであることを知っていたとしても、強力な攻めであることに変わりはありません。
少なくとも必ず相手に触ることができるのは強みです。
パリィされた場合はドライブゲージを回復させることになってしまいますが、もし相手がガードしていた場合はその後に地上技が連続ガードになるため、たとえばジュリで「ジャンプ強K→しゃがみ強P→弱風波刃」という連携が全て連続ガードで1本以上ドライブゲージを削れます。
さらに、この起き攻めでは相手の無敵技という選択肢を封じているため、読み合いが単純化するのもメリットです。
地上での起き攻めは無敵技をパナされることも選択肢の一つとして攻め込むわけですが、ひとまず相手に触るまでは無敵技という選択肢を考えなくても良くなります。
もちろん地上に降り立ってからは読み合いになるわけですけど、連続ガードの連携をしている最中はそれも気にしなくて済みます。
下溜めを解除させることができる
ガイル・ブランカ・ディージェイのような下溜めの無敵技を持っているキャラの場合、溜めを解除させることができます。
これにより、詐欺飛び後の読み合いからもOD無敵技の選択肢を考えずに攻めることができるのは大きなメリットです。
昇龍コマンドのキャラだった場合はジャンプ攻撃をガードさせた後の連携を縫って無敵技をパナしてくる可能性がありますが、溜めキャラだとOD無敵技は出せなくなるため攻めやすくなります。
こちらも、下溜めしながらパリィすれば溜めを継続することもできますが、それを読んですかし投げの選択肢もあるため、結局は読み合いになります。
とはいえさすがにパリィかガードかはすぐに判断できるため、その後にOD無敵技ぶっ放される可能性は高くないと思いますけども。
最後に
ジュリ使いの視点からすると、どうやら風水発動中の詐欺飛びルートを知らない人が結構いるようで、マスター帯でも詐欺飛びに対して無敵技打ってくれることがあります。
逆に、詐欺飛びじゃない飛びも「風水中のこのやられ状況って詐欺飛びなんだっけ?」と思われてガードorパリィになりがちで、すかし投げが通りやすかったりもします。
本当はあんまり教えたく無いんですけど、ジュリの詐欺飛びまとめ記事を貼っておきますので、ジュリ対策にどうぞ。そして、ジュリ使いの方は擦りまくってください。