ここ2ヶ月ほど、顔出ししない動画を作ってきたこともあって、顔出しをしない動画のメリットと顔出ししている動画のメリット、それぞれがわかってきたので、その違いについてお話したいと思います。
顔出しをすることが正義とかそういうことは全く思ってません。
顔出しをすることと顔出しをしないことのそれぞれのメリット・デメリットがあって、チャンネルのブランディングやコンテンツとの相性もあると思いますので、僕がこれまで顔出し動画も顔出しをしない動画も、どちらもやってきた人間として、それぞれの違いについて感じているところをお伝えします。
顔出しNGの人は選択肢がはっきりする
そもそも顔を出したくないっていう方もいらっしゃると思いますけど、顔を出したくないっていう方の方が思考はシンプルだと思うんですよね。
顔を出したくないということはもう顔を出さないことが決まっているので、その中でどういうコンテンツを作っていくかっていうことを考えれば良いので。
例えばアバターに喋らせるとか、アバターに喋らせるのであればそのアバターはオリジナルのキャラクターなのか、ゆっくり解説みたいな既存のキャラクターを使うのか。
アバターを使うか使わないかに関わらず、音声は自分の喋り声を使うのか、テキスト読み上げソフトを使うのか。
大体これぐらいのパターンだと思うんですよ。
顔出し動画を撮り始めた頃の話
僕は顔を出すことに抵抗がない人間だし、僕がYouTubeを始めた2013年頃は顔出しするのが当たり前というか、顔出ししている人がYouTuberみたいなそんなイメージもありました。
なので僕は自然とカメラを置いてカメラの前でしゃべるコンテンツを作り始めたんですよね。
それが自然だっただけに、全くその手法に疑いもしなかったんですが、ここへ来て顔出しをしないっていう選択肢がちらつき始めて。
というのも、僕が2023年1月から改めてYouTubeをちゃんとやろうと思って作ろう考えたコンテンツが
- 画面のキャプチャーを見せる
- その画面のキャプチャーに全編に渡りテロップを載せる
- 解説の音声を乗っける
っていうコンテンツなんですけど、その時に「僕の顔って果たして必要かな」ということを思ったんですよね。
特にワイプはいらないなと思っていて。
画面の動きというか、カーソルをどうやって動かすみたいなところを一番見せたくて、その次にテロップを見せたくて。
その後にワイプがあったら見る人もいるかもしれないですけど、ワイプまで入ると目線が散るんですよね。その結果、重要なところを見せられないみたいなことがあるんで。
となると、ワイプ以外のいろんな要素もいらないんじゃないかと思い始めました。
例えば画面を切り替えて僕の顔に戻ってきて、ちょっと一言コメント添えてみたいなところも要らなそうだなと。
オープニングとエンディングだけ顔出しして喋るのも試したんですけど、それもいらないんじゃないかなと思ったら、顔出しをしなくてもこのコンテンツは成立するなと思ったんですよね。
顔出ししなくなって楽になったこと
それで顔を出さないようにしたことで、色々と楽になったことがあって。
顔を映してないんで、カメラの設置が必要ないし、照明の設置も必要ありません。
カメラからパソコンにデータを移す必要もなくなりました。これが地味に面倒で。
音声を録るだけだったら、ヒゲを剃ってなくてもいいし、寝癖がついてようがパジャマだろうがいいっていうのはすごく楽でした。
なにより楽だったのは、カメラを置いて撮影している時って、カメラ目線でなるべくしゃべろうとするので、台本を見れないんですよ。
ナレーションベースだったらカメラ目線がいらないので、台本をしっかり読み込むことができるっていうのは大きなメリットでした。
録り直しも編集も楽なんですよ。カメラで撮影した場合、カットするとそこがバツっと切れちゃうんで切れ目がはっきりわかりますが、音声はカット編集したとしても切ったことに気づかないと思うんですよね。
顔出しのメリットにも気づいた
そんなわけで、顔出しなしのナレーションベースが僕にとってすごくしっくりきたので、今後もそれはやっていきたいと思ってるんですけど、またちょっと考え方が変わったというか、やっぱり顔出しもいいなって思い始めました。
顔出しの何が良かったかというと、ナレーションベースだと人間味が薄れるなと思って。
表情とか所作とか、そういうところが感情を読み取っていただくための要素っていうか。ニュアンスとか温度感とか、そういうものって顔出し動画だからこそ伝わるものってあるなと思ったんですよね。
なので今後はコンテンツによって、例えば画面を見せる必要のあるハウツー動画はナレーションベース、僕が「こういう風に思ってる」みたいな意見を言う動画は顔出し、と使い分けをしていこうかなと思っています。
もしかしたらハウツー動画も、オープニングエンディングを顔出しで喋るみたいなことは復活させるかもしれないです。
撮影の面倒くささが勝っちゃってるんで、今のところは最初から最後までナレーションベースのパターンで作るとは思いますけど、ちょっとずつ試しつつ、余力があればやってみたいなと思っています。
結局ナレーションベースだと、それこそAIで代替可能だなって思っちゃったんですよね。
一時期はそれでもありかなって思って、僕が喋らないパターンも考えたんですよ。VOICEPEAKっていうソフトを買ってそれでしゃべらせて、僕の存在を一切消すみたいなことも考えたんですけど、逆に僕の人間味を出した方がいいのかなっていう気がしてきて。
なので基本的には僕は露出をし続けて、ナレーションベースでも僕の声で喋るし、できればオープニングもエンディングも顔を出したいし、無理なら出さないけどっていうぐらいの感じで、また今後やっていきたいと思っております。
最後に
僕が考えている顔出し論っていうか、顔出しするとこんないいことがあって、顔出ししない時にもこんないいことがあるみたいなところを紹介しました。
僕は顔を出すことに抵抗がない人間なので、顔出しのコンテンツが撮れるってのはそれは強みではあると思っていて。
なのでそっちはそっちでやりつつ、ナレーションベースのハウツー動画もそれはそれでやりつつ、今後もしっかりと動画を更新していきたいと思っております。
2023年中は少なくとも、ブログと動画の両方とも毎日更新したいと思っていて、ブログはともかく動画はどうしても作業工数がかかってしまう分、忙しい時期はライトな動画でささっと更新することもあるかもしれませんが、頑張って更新して行こうと思います。