AI Background Generatorというウェブサービスを見つけたので紹介します。
サービス名はAI Background Generatorですが、プロンプトの入力次第で背景画像以外も作ることができる画像生成AIです。
目次
AI Background Generatorの強み
まず最初にAI Background Generatorの特徴をまとめておきます。
- 無料で画像が生成できる
- 生成枚数の上限がない
- アカウント登録が不要
- 商用利用可能
基本的なスペックとしてはかなり優秀です。
また、AI Background Generatorならではの強みもいくつかあります。
1つ目は、生成された画像が一時的にストックされることです。
アカウント登録せずに使える画像生成AIサービスって、画像を生成するたびにリセットされるものが多いんですが、一時的とはいえ9枚分ストックされますので、お気に入りの画像が出るまで何回か再生成を試みることができます。
2つ目の強みは、生成時間が早いことです。他の画像生成AIサービスよりも圧倒的に短い時間で生成されます。クリックしてから一瞬で生成されるため、待たされるストレスがありません。
最後に、特にこれがすごいと思った特徴なんですが、2048×2048ピクセルと大きめな画像がダウンロードできます。
無料の画像生成AIサービスは解像度が低いことが多いのですが、2048×2048ピクセルもあればウェブで使う分には十分過ぎます。
もしさらに高解像度の画像が欲しい場合は、AIによって画像の解像度を上げてくれるImage Upscalerをお使いください。
AI Background Generatorのデメリット
他の画像生成AIと比較して、いくつかデメリットもあるので記載します。
デメリットは画像の質が高くない
生成モデルはどうやらStable Diffusion 1.5のようで、生成される画像のクオリティーは高くないがデメリットではあります。
とはいえ、無料で枚数制限なしで使えることを考えると、プロンプトの工夫次第である程度のレベルまでは持っていけるので悪くないかと思います。
ちなみにStable Diffusion 1.5の生成モデルは、CanvaのText to Image機能や、Stable Diffusionのサイトで画像生成したときと同じようなクオリティなので、これをデメリットというのは辛口すぎるかもしれません。
とはいえ、僕が推してるLeonardo.Aiは生成される画像のクオリティがかなり高いので、課金せずに高いクオリティの画像を生成したい場合はLeonardo.Aiをお使いください。
ネガティブプロンプトの入力ができないのも不利な点
ネガティブプロンプトを入力できないのも、デメリットではあります。
特に背景画像を生成することを売りにしているサービスなので、背景に映り込んで欲しくないものをコントロールできないのは使い勝手が良いとは言えませんね。
もし、生成された画像に映り込んだものを消したい場合は、無料で使える画像加工サービス「Clipdrop」のCleanup機能をお試しください。手軽に使えるのでおすすめです。
AI Background Generatorを使う手順
こちらがAI Background Generatorの画面です。まずは下に表示されているサンプルの画像をクリックして、どのような画像が表示されるのかを試してみます。
レンガの壁の前に黄色い車が走ってるのか止まってる画像が生成されました。
Generate moreをクリックすると別バリエーションの画像を生成してくれます。プロンプトを書き換えることで生成される画像も変化します。例えばYellow carをBlue carに書き換えてみると、青い車が生成されました。
もちろん、プロンプトをゼロから入力して画像を生成するのもOKです。例えばcoffee on the tableのプロンプトで生成された画像がこちらです。
生成された画像にマウスを載せると、右上にダウンロードボタンが表示されますので、あとはクリックするだけで課金も登録も必要なく無料でダウンロード可能です。
写真加工サービス「PhotoRoom」
AI Background GeneratorはPhotoRoomという写真加工サービスに入っている機能の1つで、PhotoRoomと連携して生成した画像を編集することもできます。
ただし、編集した画像をダウンロードする場合は、PhotoRoomのロゴ入り画像を無料でダウンロードするか、課金するかの2択になってしまうのでご注意ください。
画像を編集したいなら、ここまでにいくつか関連記事を紹介してきた「Clipdrop」を使うことをオススメします。無料で高機能な画像編集を簡単に行うことができます。
最後に
個人的に、AI Background Generatorは高解像度の画像を生成できるのがかなりユニークで、それだけでも使う価値があるサービスだなと思いました。
ネガティブプロンプトが入力できないですし、クオリティが高いわけでもないので、ここでAIイラストに触れてみて、ステップアップしたくなったらLeonardo.AiやMidjourneyを使うのが良いと思います。