2022年8月30日に新宿ReNYにて開催されたCreature Creatureのワンマンライブ「One Night Awakening」へ行ってきました。
一夜限りのライブとのことでしたが、かなり熱いステージでした。
Creature Creature「One Night Awakening」
コロナの影響で2020年3月4日開催予定だったイベントが一度2020年7月8日に延期され、その延期されたイベントからさらに延期となってしまい、一年半経ってようやく開催されたのが今回の「One Night Awakening」でした。
会場に並んでいるところでゲリラ豪雨がきて大変でしたが、これもまた夏の思い出っていう感じがしました。
一応おさらいしておくと、Creature Creatureは、DEAD ENDのボーカルであるMORRIEさんによるソロプロジェクト。
ソロプロジェクトとはいえサポートメンバーというよりはバンドメンバーという感じで皆さん関わっていて、そのチーム感がすごくよかったですね。
楽器隊は下記の通りです。
- HIRO (La’cryma Christi)
- Shinobu (ex.ガイズファミリー)
- 人時 (ex.黒夢)
- ササブチヒロシ (ex.Plastic Tree)
One Night Awakeningのざっくりとした感想
Creature Creatureのライブは今回初参戦だったんですが、そもそもコロナの影響で「1000人キャパの大箱でスタンディングのバンドのライブ」っていうのが超久しぶりでした。
ここ数年はハロプロのライブばっかり行ってたこともあり武道館や横浜アリーナで行儀良く座ってライブを観てましたが、お腹に響く重低音を味わいながら体を揺らす体験は他に代えがたいなって改めて思いました。
あとは声が出せるようになったら最高なんですが、それでもヘドバンなどで応えているファンの皆さんを観て、ステージにいるメンバーにはファンの皆さんの気持ちって届いてるんだろうなって思いながら後ろの方で拝見してました。
La’cryma Christi(以下、ラクリマ)のHIROさんは僕が師と仰いでいるギタリストで、楽曲に対する音選びがラクリマ時代から秀逸でした。裏メロ的にいれるオブリも素晴らしいし、アルペジオを弾く時に選ぶボイシングがユニークで勉強させていただきました。
他のメンバー皆さんも素晴らしく、特にリズム隊は安定感がすごすぎでしたね。
以前よりササブチさんが叩く現場は何度か拝見しており、リズムの安定感と引き出しの豊富さは、近年稀に見るほどの素晴らしいドラマーだなと。毎回ステージ拝見するたびにゾクッとするタイミングが何度もあるスーパープレイが飛び出すので、何度も観たいと思えるプレイヤーです。
人時さんは黒夢時代はもちろん、ヒスブルのサポートで入ってらっしゃる時にも拝見しました。また、数年前に亡くなってしまったんですが山羊智詞さんという方に可愛がっていただいてまして、その縁で山羊智詞さんのバックバンドとして演奏する人時さんも拝見してました。(この日はHIROさんも出演されてました。)
人時さんのプレイは、めちゃめちゃ攻めるのに超安定っていう、個人的にはベーシストとして理想の境地っていうイメージです。歌メロやギターのフレーズとも音が当たったりしてるのかもしれないですけど、それを感じさせないギリギリの緊張感のある音選びがすごいなと、拝見していて思いました。
Shinobuさんに関してはそこまで何度も拝見してるわけではありませんが、HIROさんとはまた違ったテクニカルなギタリストですよね。
特に感じたのはHIROさんのフレーズに絡むタイミングで、2本のギターがあって初めて成立するフレーズが結構あるんですけど、その馴染み方というか。混ざり合った時の心地良さがあったなと。
そして当然MORRIEさんの歌もステージングも最高でした。重厚感というか、低めでしっかりと厚みのある声をされているので、ダークな曲調との調和が素晴らしかったです。
また、MORRIEさんがやりたいことってあのライブを観るとすごく良くわかって、やりたいことに特化して突き進む姿はアーティストの鏡だなって思いました。
最後に
バンドは生で観るのが一番ですね！コロナの影響もあって延期してしまってましたが、実現できて本当によかったと思います。
また、11月6日に友人のアランヒルズがReNYのステージに立ち、その日は僕も撮影スタッフとして参加するので、久しぶりにReNYの空気を味わえたのは刺激になりました。当日楽しんできます！