ビデオ会議用にコンデンサーマイク「audio-technica AT2035」を導入しまして、これがかなり快適だったのでご紹介します。
歌録りするには物足らない価格帯だとは思いますが、ビデオ会議や生配信で使う分には十分すぎるくらい高音質なコンデンサーマイクなので、マイク選びに悩んでる方の参考になれば幸いです。
目次
ピンマイク愛好者がコンデンサーマイクを選んだ理由
僕は元々ピンマイクを愛用してました。ビデオ会議でも動画撮影でもピンマイクを使っていて、環境音を拾わないことと顔の向きを変えても音量が変わらないところが特に気に入ってました。
ただ唯一、充電がめんどくさくなってしまいまして…。3時間ほど充電は持つんですが、例えば1日に2回ビデオ会議があって1回目の会議で1時間半ほど使った場合に、次の会議前に一応充電しておこうって思うと毎回充電することになっちゃうんですよね。
充電が突然切れてしまった時にはケーブルを挿すことで充電しながら使うことは可能ですが、ワイヤレスのメリットが全然生きないですし。
というわけでバッテリー切れの問題がない、ファンタム電源を引っ張ってこれるコンデンサーマイクを選んだという訳です。
環境音を拾っちゃう問題は、ビデオ会議では気にならない
コンデンサーマイクのデメリットとして「エアコンの音やキーボードの打鍵音など、環境音を拾ってしまう」という問題があります。
ビデオ会議や生配信で使おうと思った場合にこれがネックとなると思ってコンデンサーマイクを使ってこなかったんですね。
実際に使ってみると、ビデオ会議では全然気にならないです。
もちろん自分では分からないので、友人に協力してもらって確認したところ、思った以上に声だけがクリアに届くんですよね。
マイキングも比較的適当でも大丈夫で、カメラの画角に入らない中でなるべく近くに配置するだけでいい感じでした。いろいろと試した結果、マイクスタンドを使って頭上に配置して、おでこになるべく近づくようにするのが良い塩梅でしたね。
コンデンサーマイク「audio-technica AT2035」
前置きが長くなりましたが、僕が購入した「audio-technica AT2035」がこちらです。
オーディオインターフェイスに接続するタイプのマイクなので、USB接続のマイクをお探しの方は別のマイクをお探しください。
音楽やってる人にとってはXLR端子のマイクの方が馴染みがあると思いますので、安価なコンデンサーマイクの選択肢としてはAT2035はおすすめですよ。
こちらがAT2035の箱。
箱を開けたところがこちら。AT2035の本体です。
AT2035にはショックマウントがついてきます。後ほど書きますが、AT2020ではショックマウントがついてこないので安いからと飛びつかない方が良いと思います。
AT2020との違いとしてローカットのスイッチと、
PADが付いてます。
ショックマウントにAT2035を設置してマイクスタンドに付けてみました。このように真正面で使うのも良いですし、上から狙ってマイクを逆さまにして使うのもありです。
ちなみに、コンデンサーマイクを買うにあたり、せっかくだから歌録りにも使える「AKG 414」あたりを買おうかとも思ったんですが、ビデオ会議用と考えると使うたびに防湿庫にしまうという動作がめんどくさくなりそうなので、最悪壊れてもショックを受けない価格帯のものを選びました。1万円台なら買い替えも簡単ですからね。
もう少し安価なAT2020を選ばなかった理由
僕が購入したAT2035よりも少し安い「AT2020」というモデルがあります。
こちらを選ばなかった理由は、先ほど少し触れましたが、「ショックマウントが付属しない」からです。
ローカットボタンとPADボタンが付いてないという違いもあるんですが、個人的にはあまり重要な差異ではないですね。
とはいえ、ショックマウントは別売りで5,000円くらいするので、価格が同じくらいになっちゃうならローカットとPADが付いてる方がお得かなと。
TAMAのマイクスタンドが安定性あっておすすめ
コンデンサーマイク購入とともに、マイクスタンドも一緒に買いました。
TAMAのマイクスタンドは安定感が素晴らしくておすすめです。
最後に
ショットガンマイクも買ったので用途に応じて使い分けますが、ビデオ会議ではマイキングが雑でも安定して高音質なコンデンサーマイクが便利だなと実感してます。
ダイナミックマイク・コンデンサーマイク・ピンマイクについて書いた記事もあります。こちらもぜひご覧ください。