僕がやっているバンド「アマオト」にはピアノボーカルがいることもあり、レコーディング用にピアノ音源はいくつか確保してます。
これまではNative Instruments製品を使うことが多く、「The Grandeur」などを使ってきました。
つい最近までセールをやっていて、驚異の500円というとんでもない破格で入手できまして、サウンドも操作性もかなりよかったのでご紹介します。
Mini Grandについて
Mini GrandはAIR Music Technologyという、安価なのに高クオリティのプラグインをたくさんリリースしているメーカーの製品で、Plugin Boutiqueにて購入できます。
500円という価格からしょぼさを感じた方もいるかもしれませんが、あくまでセール価格であって、元々の価格は7,500円ほどで、しっかりとしたピアノ音源の価格です。
UIがシンプルで使いやすいです。モデルを切り替えて、タッチの強弱・リバーブ・レベルくらいしか触るところがありません。
サンプル曲で鳴らしてみた
サンプル曲を作りまして、Mini Grandのプリセット7種を全て鳴らしてみました。
このようなMIDIデータで、Logicユーザーじゃないと伝わらないかもしれませんが、序盤ほど弱く、後半ほど強く打ち込んでます。
タッチの弱いところでは音の違いがわかりにくいと思いますので、ぜひ中盤くらいまでは聴いていただきたいです。
REAL
Mini Grandのベーシックなプリセット。この時点でかなり使い勝手の良い音です。
BALLAD
バラードという名前の通り、ポップスによく合いそうな、煌びやかさがありながらも丸みを帯びている音色です。
SOFT
バラードよりさらに柔らかめ。Mini Grandはこっち側の音の方が使い勝手良い印象です。
ATMO
ATMOというのはアトモスフィアの略で「雰囲気」という意味です。リバーブたっぷりめにかけてフワッとさせて弾くと最高です。
BRIGHT
REALよりも硬めの音色。名前の通り煌びやかさがあって、楽曲によってはオケの中での存在感があって良いかもしれないです。
HARD
かなり硬めの音色です。硬い方になるほどピアノならではの表現力が薄れていってる感じがして、他のピアノ音源と比較すると使いにくく感じるかもしれません。
DANCE
ここまで振り切って硬い音色となると、逆に使い道がありそうだなと思っていて、EDMでよく使われるめちゃめちゃ硬いピアノ音源として使うのもありかなと。
最後に
500円で購入できたことで評価が上がってるような気がしないでもないですが、それでも柔らかい音色にしてロックやポップスの楽曲で使ったり、DANCEのプリセットをEDMで使うなど、他のピアノ音源を押さえて登場する機会はありそうです。
操作系統がわかりやすいっていうのも良いんですよね。
次にセールがいつ来るかわかりませんが、よくセールをやっているメーカーですので、ちょこちょこチェックしてみてください。