2019年11月13日に発表されたMacBook Proの16インチモデル。僕の周りではすでに購入した人も数人いますし、購入するかどうか悩んでる人も少なくないみたいです。
僕自身はMacBook Proの15インチモデルを使っていて、16インチモデルはこんな人に向いてそうだなっていうのがなんとなくわかるので、購入検討している方の背中を押せるように情報諸々まとめてみます。
目次
MacBook Pro 16インチモデルの特徴ざっくりまとめ
まず、MacBook Pro 16インチモデルの特徴をざっくりまとめます。
まとめますというか、gori.meのゴリさんが早速購入して感想をツイートしてたので貼っておきます。
【MacBook Pro 2019 16インチ レビューまとめ】
・新キーボード最高(物理escキーは神)
・厚さ・サイズはすぐ慣れる
・電池持ちが伸びた
・スピーカはマジで凄い
・以前ほど本体が熱くならない
・CPU同じなのに排熱構造改善で15インチよりも性能UP
・GPU性能が超アップhttps://t.co/pBLozmPomr pic.twitter.com/L3Y26rAoEt
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) November 21, 2019
「新キーボード最高」については、打鍵感がかなり良くなってるようです。僕のMacBook Proはキーボード壊れて交換になったんですが、不具合出てる人が多くて新しいキーボードになったんですよね。
「厚さ・サイズはすぐ慣れる」というのは、要はでかくなったということですが、デメリットというほどではないと思ってます。元々MacBook Airと比較したらでかくて重いので、MacBook Proを選ぶ以上は重さは覚悟の上で購入した方が良いかと。
全体的なスペックはこれまでのMacBook Pro 15インチよりパワーアップしているものの、値段が同じくらいなので、だいぶお得感が増した印象です。
64GBのメモリを搭載できる初のMacBook Pro
これまでのMacBook Pro / MacBook Air / MacBookは、メモリをいくら盛っても32GBが上限でした。64GB以上のメモリを積むならデスクトップ型のiMac Proなどを購入する必要があったんですね。
今回のMacBook Pro 16インチでようやく「持ち運びのできるMacに64GBのメモリが乗せられる」ようになったんです。
個人的にはこれが一番嬉しいところで、少なくとも僕の仕事や趣味の範疇であれば「ストレージ以外最大まで盛ったMacBook Pro 16インチ」はめちゃめちゃ快適に使えるマシンだなと感じました。
ただ、64GBのメモリって何に使うのかっていう話ですよ。正直、事務作業的なことしかしなければ16GBくらいでもいいわけですし、写真加工などの作業で16GBは多少重いと感じても32GBであればサクサクな気がします。
というわけで、僕なりに64GBを必要とする人を想像してみました。
動画編集をゴリゴリする人
動画編集はメモリの負荷がでかいので、動画をゴリゴリに編集する人にとっては64GBのメモリは嬉しいんじゃないでしょうか。
メモリの役割を「机の広さ」と例えられますが、いろんなアプリを立ち上げてるのは机の上にものを複数出してる状態なので、机の広さを拡張してあげた方が快適になるというわけですね。
動画編集といっても、尺を調整したりテロップを載せる程度の作業であればそんなにハイスペックである必要はありません。例えばPremiereとAfter Effectsを開きっぱなしにして作業しているような人にとってはメモリが多い方がサクサク作業できると思います。
DTMerでDAWのトラック数が多くなりがちな人
DTMをする人もメモリが多い方が快適だと思いますが、このタイミングで「DAWでメモリを消費している要因は何か」を調べてみたところ、どうやらトラック数を増やすとメモリに負荷がかかるようです。
というわけで、DAWを使ってトラック数が多くなる人はメモリが64GBあると快適に作業ができそうです。
プラグインの負荷はCPUにかかるので、CPUも最大まで盛るのが良さそうですね。
Google Chromeのタブをたくさん開いちゃう人
Google Chromeのタブをたくさん開いていくとメモリの負荷がものすごいことになります。
ブラウジングしながら後で見ようと思ったページをどんどん増やしていくような方にとってはメモリは多ければ多いほど快適だと思います。
ただ、これでも64GBも必要かどうかはわからないのでおまけ程度に紹介しておきます。
MacBook AirじゃなくてProを選ぶ意味があるのかどうか
MacBook Proは持ち運びができるMacの中でもっともハイスペックなモデルです。デスクトップ型であればiMac ProやMac Pro、Mac miniでも結構なハイスペックにまで持っていけますけど、「持ち運べるしハイスペック」っていうのが売りなわけですよね。
その分本体サイズは大きく、気軽に持ち運べるかどうかで購入を踏みとどまる人が多いような気がします。
まずは「そんなにハイスペックなマシンである必要があるのかどうか」ということと、「その重さの荷物を持ち運ぶのが苦にならないかどうか」を基準に選んでみると良いのかなと思います。
実際はMacBook Airで十分かもしれないので、そうすれば荷物は軽くなり、金額もだいぶ安くなります。
ちなみに僕の場合は
- 月に数回程度しか持ち歩かない
- たまに持ち出すことはあるからデスクトップ型は選ばない
- カメラなどを持って荷物が重くなる時は、サブ機として使ってるMacBook Airを持ち出す
- 動画編集はゴリゴリやる方
- DAWのトラック数はそこそこ増えてしまう方
という感じなので、MacBook AirよりもMacBook Pro 16インチを買った方がいい方のユーザーだと思ってます。(とはいえMacBook Pro 15インチでも全然まだまだ快適なので今回は購入を見送りましたが。)
最後に
予算的に問題がなくて重たくても問題がないのであれば、ここ数年のMacBook Proよりも圧倒的におすすめできるモデルです。
escキーが物理キーボードになったり、キーボードがまともになったりと、地味にパワーアップした点も多いので、MacBook Airでは物足らない方はぜひこのタイミングでポチっちゃってください。