2018年4月から予選が始まり、2018年8月12日に新宿ReNYで決勝大会が開催された「L-1グランプリ2018」。
友人が何組か予選から出演していましたし、決勝大会ではUkenを応援しに見に行ったらそのまま優勝したんですが、この大会のシステムがよくできてるなと思ったのでブログでまとめておきます。
L-1グランプリのシステム
まずL-1グランプリのシステムを箇条書きしていきます。
- お客様の投票と動員によるポイントが多いアーティストの勝ち
- ただし最低動員数が決まっておりその動員数を超えないと審査対象外
- 出演順は事前にL-1グランプリ実行委員会による抽選により決定
- 演奏時間は15分(持ち時間を超えると強制終了)
- 投票用紙はチケットと同じ枚数だけ入手可能なので1人で複数回投票可能
- 投票するアーティストは予選では最低3組、準決勝・決勝では最低2組に投票しなければその投票用紙は無効
- 動員によるポイントは動員が多い順に1位が100pt・2位が70pt・3位が50pt
- 優勝者は賞金200万円・準優勝70万円・RUIDO特別賞が30万円
動員が保障されている
まず「動員数が最低ラインを超えないと審査対象外になる」「動員がポイントになる」という点について。
最低ラインが予選であれば15名、準決勝・決勝であれば25名であるというこのラインが絶妙です。動員がポイントになる訳なので、当然バンド側は動員を頑張りますよね。各バンドが予約だけで50名くらいになるくらい呼ぶと思います。
これくらいの規模感のアーティストって、普段のライブで毎回50名も動員するの難しいんですよ。でもこういうコンテストなら協力しようという仲間が集まってきたりします。
ライブハウス側からするとこんなに安定して動員が見込めるイベントってありがたいですよね。ドリンクも人数分確約される訳ですし。(今大会では予選のみチケット代以外に別途ドリンク代を支払うシステムでした。準決勝・決勝はチケット代にドリンク代が含まれています。)
アーティスト側もパンパンに入ったライブハウスでのライブって単純に楽しいですし、他のアーティストのお客様に知ってもらう機会にもなります。
動員だけでは勝てない投票システム
そして良くできてると思ったのは投票システムです。
動員だけで順位が決まるイベントだったとしたら「金払いの良いお客様を何人確保してるか対決」になりかねないですよね。投票用紙もチケット枚数分手に入る訳ですし。
それが投票用紙に推してるアーティスト以外に票を入れないといけないっていうシステムなのが画期的だなと思いました。
実際に友人のUkenは動員では他のアーティストに負けていたものの、2票目を多数獲得できたことが優勝の決め手だったようです。
これって他のアーティストのお客様の心を揺さぶる音楽だったからこそ優勝できたという証明なんですよね。もちろん推してるアーティストを勝たせるために強そうなアーティストへは敢えて投票しないようにした人もいるとは思いますが、純粋にいいと思ったアーティストへの投票が多かった結果だと思うんですよ。
最後に
こういうコンテスト形式のライブって、なんとなく出来レースっぽい印象があったりと、疑って見ちゃうことが多かったんですが、こんなシステムなら公平で良いですよね。
RUIDO系列だけでなくいろんなライブハウスでこういう大会が行われたらもっと楽しくなるんじゃないでしょうか。