例えば結婚式のオープニングムービー制作を作って欲しいと依頼を受けた時、大量の写真素材だけを渡されて、他に素材はなく、撮影する時間もない。みたいなことが稀にあります。
写真だけを使う場合はスライドショーみたいな映像になるわけですが、どうにかカッコよく仕上げるためにできることをメモっておきます。
Premiereでできるトランジションのわかりやすいメモ
下記の記事では、どのトランジションがどういう動きをするのかまとめてくれているので、これをみながらPremiere Proのエフェクトウインドウで検索して適用していくと楽です。
個人的には「VR ライトリーク」「VR クロマリーク」はよく使っていて、これに加えてmotion elementsなどでライトリークの動画をダウンロードして重ねて使ったりしてます。
あとはシンプルですけど、ホワイトアウトや暗転も使います。
上記記事にはないですけど、ブラー(方向)もよく使います。
Premiereだけでカッコよく作っている実例を参考にする
冒頭に挙げた例のような「結婚式のオープニングムービーを写真素材だけで」作っている実例でカッコ良いのを見つけました。
正直僕もいくつかどうやってやってるのかわからないやつがありますが、見ているだけでインスピレーションをもらえます。
上記動画の0:48あたりから出てくる「複数枚の写真を並べて、上段は左から右に、下段は右から左にスライドする」っていう見せ方は早速真似しました。
要素を分解していくとやってることはシンプルなんですが、使い方がうますぎるので、かなりセンスが問われそうです。
Motion Arrayやenvatoで素材を買う
Motion Arrayやenvatoなど、カッコ良いトランジションを購入できるサイトで買ってしまうのも一つの選択肢です。
無料で配布されている素材もありますし、無料のものでも場合によっては十分活用できます。
つんく♂さん主催のTOKYO青春映画祭でのメイキング映像を作った時には、Motion Arrayやenvatoで入手したものをいくつか使ってます。
生成AIも活用する
スライドショーだけで作る場合、素材が足らない、もしくは偏ってしまって彩りとして他の写真も使いたいっていうケースがあります。
使い方にもよりますが、Midjourneyで画像を作って混ぜるのもありだと思います。
例えば写真を4列4行の16枚を縦横に並べてパネル状にし、写真がどんどん切り替わるような演出をしたい場合、その中に生成AIで作った写真を数枚混ぜても違和感なく使えると思います。
最後に
結婚式のオープニングムービーではないんですが、仕事で写真だけを使って動画を作っていたところで、アイデアを集めるにあたってメモった内容を書き留めておこうと思って記事化しました。
動画が使えないという縛りの中でどうやったらカッコよく見せられるかを考えるのは勉強になりましたし楽しかったです。
クローズドな案件なので動画を公開できなさそうですが、ここで培ったアイデアは他の動画にも活かしたいと思います。