マクドナルドのハッシュポテトはなぜ朝メニューにしかないのかという記事を書きました。
マックではハッシュポテトというメニュー名ですが、他のメーカーではハッシュドポテトと呼ばれる場合があります。また、ハッシュブラウンと呼ばれることもあります。
この名称の違いがなんで起こっているのかを調べてみました。
目次
英語圏では「ハッシュブラウン(Hash Browns)」が一般的
アメリカやイギリスなどの英語圏では、ハッシュポテトは「Hash Browns(ハッシュブラウン)」と呼ばれています。
日本語の読みを添えるとハッシュブラウンですが、英語のスペルは複数形で使われるのが一般的です。
この呼び方は、「Hashed Brown Potatoes(細かく刻んだ焼き色のついたジャガイモ)」の略語にあたります。
なぜ日本では「ハッシュポテト」や「ハッシュドポテト」なのか?
日本でもハッシュブラウンと呼ばれることはありますが、一般的には「ハッシュポテト」もしくは「ハッシュドポテト」と呼ばれることが多いです。
なぜ英語圏の呼び方と変わってしまったのか、その理由は、以下の3点が考えられます。
1. 「ブラウン」では意味が伝わりづらい
「ハッシュブラウン」は直訳すると「刻んだ茶色」になってしまい、日本語としては意味が取りにくい表現です。
一般的な料理名として浸透しにくかったのかもしれません。
2. 「ハッシュドポテト」は日本的な料理名っぽさがある
一方で「ハッシュドビーフ」、「ハッシュド◯◯」という表現は日本でもなじみがあります。
その延長で「ハッシュドポテト」という言い方が自然に受け入れられたと考えられます。
3. 「ハッシュポテト」は短くて語感がいい
さらに、マクドナルドなどの大手チェーンでは、より簡潔で覚えやすい「ハッシュポテト」という名称が使われています。
語感がよくて発音しやすいため、一般層に浸透しやすかったと思われます。
お店ごとの呼び方
お店によってどのように呼ばれているか調べてみました。
マクドナルドはハッシュポテトです。
ニチレイの冷凍食品ではハッシュドポテト、ファミリーマートでもハッシュドポテトでした。
バーガーキングは海外での呼び方そのままで「ハッシュブラウン」でした。
衝撃だったのがセブンイレブンで、「ハッシュポテト」という商品と「ハッシュドポテト」という商品の両方を置いてます。こんなパターンもあるんですね。
また、Wikipediaには「ハッシュドポテト」というページが作られていて、その中で他の呼び名が紹介されていました。
最後に
誰がハッシュポテトと呼び出したのかなどの真相まではわからなかったんですが、同じ料理なのにいろんな呼び方が定着しているのは、日本では稀な例ではないので、「大判焼きの呼び方」に比べたら大したことではないかもしれません。
そして今回の記事の内容は、僕がざっくりと調べたことなので、間違いがあったらごめんなさい。
※金額は記事執筆現在のものです