洋楽っぽいおしゃれな歌入り楽曲を生成できるAI「SongR」の使い方

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歌入り楽曲を生成できる音楽生成AIサービスCREEVOの使い方について解説しましたが、今回はSongRを使って楽曲を生成する手順について解説していきます。

MubertやSOUNDRAWのような映像用BGMを作ることができる音楽生成AIはいくつかありますが、僕が知る限りでは歌入りの楽曲を生成できるのはCREEVOとSongRぐらいしか見当たりません。

SongRは日本語の歌詞に対応していないものの、CREEVOよりもオシャレなメロディーを生成できる印象です。そしてアカウント登録不要で無料で利用できるため、気軽にお試しいただけると思います。

SongRで楽曲を作る手順

ではSongRを使って楽曲を生成する手順を紹介していきます。

SongRの画面にアクセスします。

「Try SongR App now」ボタンをクリックすると、楽曲生成画面に入ります。

使い方はシンプルで、まずPop, Hip Hop, Cafe, Piano Rockの4つのジャンルから1つを選びます。

ジャンルにカーソルを合わせるとテキスト入力欄が表示されますので、こちらにプロンプトを入力すると、指示に応じた歌詞を書いてくれます。

または、「I have my own lyrics」をクリックして、自作の歌詞を入力してもOKです。

歌詞を入力したら、女性のEMILYか男性のKEVINのいずれかを選択して、「Render」ボタンをクリックします。

楽曲の生成はあっという間です。序盤の生成ができ次第再生することができ、試聴している間に全体が生成されます。

CREEVOではお世辞にもオシャレなメロディーとは言えませんでしたが、SongRは思ったよりもいい感じの雰囲気の楽曲を作ってくれました。

下記の動画では、サンプル曲から始まるように時間指定してますので、是非聴いてみてください。

歌詞をuhのみにしてみる

歌詞を入力した場合、うまく譜割りがハマればいいんですが、個人的にはメロに乗っていない感じがしました。

なので思い切って「uh」と歌わせてみたところ、かなりいい塩梅だったのでそちらのサンプルをお聴きください。

こちらも時間指定してありますので、サンプルから再生されます。

個人的には歌詞を入れるよりも「uh」で歌ってもらった方が雑味がない感じがして好みでした。

僕の場合、生成された楽曲をそのまま使うというよりも、自分が思いつかないようなメロディーを提案してほしくて使うことが多いので、歌詞なしで作った方が使いやすそうです。

生成できるのは1日5回まで

2023年5月現在のSongRでは、1日5回までしか楽曲を生成できません。

ブラウザを変えて試してみましたが、ダメだったのでIPアドレスで判断しているようです。歌詞を細かく書き変えながら、何度も作って調整することができないのがちょっと残念ですね。

今後SongRが有料プランを出すとしたら、回数制限の上限が撤廃されるなどの変更がありそうです。そちらも今後に期待したいと思います。

歌声はSynthesizer V

DTMステーションのSongR記事で知ったんですが、歌声はSynthesizer VのKevinとSolaria(SongRでの名称はEmily)だったそうです。

Synthesizer Vの開発元であるDreamtonics社とSongRのRIFFIT社とで連携していて、正式な手順でSynthesizer Vのボイスライブラリを使っているとのことです。

歌が自然だと思ってたんですけど、Synthesizer Vはやっぱり素晴らしいですね。

最後に

というわけで、洋楽のような歌入りの楽曲を生成してくれる音楽生成AIサービスSongRの使い方について解説しました。

現状だとできることがそんなに多くないのと、楽曲のクオリティーがそんなに高くないので、まだまだ実践レベルという感じはしませんが、これからもっともっと良くなっていくと思いますので、今後に期待しながら待ちたいと思います。

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