日本語歌詞に対応した歌入り楽曲生成AI「CREEVO」の使い方

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最近、歌入りの楽曲を作ってくれる「CREEVO」と「SongR」という2つの音楽生成AIサービスを触ってみまして、今回はそのうちの1つ、CREEVOの使い方について解説していきます。

CREEVOは、歌詞を入力するだけで自動作曲してくれて、その楽曲のデータだけでなく譜面も出力してくれるサービスです。

日本語にも対応しているので、日本語の歌詞を入力して歌ってもらうことができます。

アカウント登録不要で、無料で利用することができ、生成された楽曲は商用利用することもできます。

楽曲の仕上がりとしては、クオリティーが高いとは言えないんですが、今後に期待したいサービスです。

CREEVOの概要

最初にCREEVOの概要について、サイトに掲載されている文章を引用します。

CREEVO(クリーボ)を使えば、入力した歌詞からオリジナルなメロディーを簡単に創れます。利用者の評価を基にして新しい自動作曲(作曲AI)モデルが生まれ続けます。みんなで使えば、どんどん高品質で新しい音楽が創作できるようになる。それがCREEVOの目指す世界です。

このシステムは、文化の創造と進化 (creation and evolution) を支える知能の仕組みを理解するための研究プロジェクトの一部として運営しています。既存の音楽の模倣を目指す従来のAI技術よりも先進的なシステムです。このシステムは、研究成果の社会還元を行う場であり、一般参加協力型の科学実験の場でもあります。システムの利用にあたりましては、ご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。

下記のリンクからCREEVOに飛べますので、原文はそちらでご確認ください。

ということで、CREEVOを使えば使うほど生成される楽曲の精度が上がっていくので、どんどん使ってみんなで育てていきましょう。

自動作曲の手順

では、CREEVOを使って楽曲を作ってみます。

まず、「自動作曲を始める」ボタンをクリックします。

歌詞と読みがなを入力して、作曲タイプを「全自動で作曲」にすれば、すぐに楽曲を作ってくれます。

曲をデザインして作曲を選択した場合は、細かくカスタマイズが可能ですが、まずは全自動で作曲してみます。

今回の歌詞は歌詞はChatGPTに考えてもらいました。

歌詞を入力して「自動かな変換」ボタンをクリックすると、

読みがな入力欄にテキストが自動的に入りますので、読み方の間違いなどがあれば修正します。長尺には対応していないので、12小節以内になるように文章を削りましょう。

歌詞が仕上がったら、「読みがなを確定」ボタンをクリックし

「全自動作曲する」ボタンをクリックします。

次に、「タイトルを付けてログインせずに進む」ボタンをクリックし、

作品ページへ移動します。

しばらくすると楽曲が生成されます。候補が3つ提案されますので、それぞれを聴いてみて、候補の中から気に入ったものがあれば「確定」ボタンをクリックします。

「本ページのデータは、作品の登録から20分後に閲覧できなくなります」とのことなので、早めにダウンロードしましょう。

評価を送信すると、「作品データのダウンロード」ボタンが出現しますので、クリックしてダウンロードします。

作品をダウンロードし、ZIPファイルを解凍すると、楽曲の譜面、簡易的に制作された映像、楽曲の音声データ、MIDIデータなどが入っています。

アレンジを加える「曲をデザインして作曲」

続いて、「曲をデザインして作曲」してみましょう。

先程と同様、歌詞を入力し、12小節以内になるように文字数を調整して、「読みがなを確定」します。

「曲をデザインして作曲」にチェックを入れると

コード進行や調、メロディーのスタイルなど、さまざまな項目を調整できるようになります。各項目を好みで調整していってください。

メロディーの細かい設定も可能です。

ちなみに、Safariには対応しておらず、Chrome/Firefox/Edgeをお使いくださいとのことです。Safariで操作したら、コード進行を選ぶことができなくなったり、先に進めなくなる可能性があります。

設定が固まったら「生成」ボタンをクリックします。

するとメロディーが生成されます。左側の生成サンプルを選択して、「試聴」ボタンをクリックするとメロディーが演奏されます。

生成サンプルの中から気に入った小節ごとにメロディーを選択することも可能です。

好みのメロディーができたら、「歌声音声と楽譜にアクセス」ボタンをクリックして、

「タイトルを付けてログインせずに進む」をクリックし、

作品ページへ移動します。

ここからは先ほどと同じです。楽曲の評価をして「作品データのダウンロード」ボタンをクリックします。

CREEVOで作った楽曲の権利

CREEVOで生成された楽曲はパブリックドメイン、つまり著作権がない楽曲として扱われるそうです。

自由に使うこともできますし、誰かに自由に使われる可能性もあります。

みんなの作品一覧ページがあり、保存された作品はこちらで試聴することができます。

最後に

というわけで、歌詞を入力するだけで歌入りの楽曲を生成してくれるサービス、CREEVOの使い方について解説しました。

現状だと生成される楽曲のクオリティーは高くないんですが、僕が思いつかないようなメロディーを作ってくれるので、今後刺激を受けたい時に使ってみたいなと思いました。

アカウント登録不要で無料で使うことができますので、ぜひお気軽にお使いください。

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