先日紹介したLeonardo.Aiという画像生成AIサービス、無料プランでも商用利用可能なAIイラストを作ることができて、1日150枚の画像を生成できて、生成された画像のクオリティーが高く、生成モデルの種類が豊富で幅広い作品を作ることができるという素晴らしいサービスです。
招待制のためすぐに使い始めることができないことだけがデメリットで、それ以外には他のサービスに劣っているところが見当たりません。
ここまででもすごいんですが、僕が一番推したいのがリミックス機能です。画像から画像を作り出す「Image to Image」に、さらにプロンプトの入力や生成モデルの変更も組み合わせて新たな画像を生成できます。
目次
Leonardo.Aiにアップした画像にプロンプトを掛け合わせる「Remix」の使い方
まず最初にLeonardo.Aiにアップロードする元となる画像を探していきましょう。
画像生成AIで作った画像を元にするのが使いやすいと思うので、Lexicaにアクセスし、検索窓右側のボタンをクリックし、
生成モデルをStable Diffusion 1.5に変換して適当なキーワードで検索します。
ここに一覧表示されている画像は課金していなくても商用利用ができますので、こちらから画像を選びましょう。ポーズや画角、色味といった要素が反映されやすいので画質や表情などは無視して選んでください。
今回はこちらの画像を使ってみます。
画像をダウンロードしたらLeonardo.Aiにアクセスし、画面左側のメニューにあるAI Image Generationをクリックします。
画面が遷移したら、左側のメニュー下部に「Image to Image」と書かれているので、ここに先ほどダウンロードした画像をドラッグ&ドロップします。
画像がアップロードできたら一度Leonardo.Aiのトップページに戻り、先ほどの画像に掛け合わせるプロンプトを探しに行きます。フィードを眺めてよさそうな画像があればクリックし、
Remixボタンをクリックします。
するとプロンプト・ネガティブプロンプト・生成モデルがセットされますので、このままGenerateボタンをクリックします。
これで元画像にプロンプトとネガティブプロンプトで入力した要素をリミックスして新しい画像が生成されました。
生成モデルを変更するだけでも違ったテイストの画像が生成できます。
元々の画像が女性でしたが、男性を表すプロンプトを入力することで同じポーズの男性画像を作ることもできたり、入力するプロンプトと生成モデルの選択次第でいろいろな画像を生成できます。
先ほど触れたとおり元画像のポーズ・画角・色味が強く反映されるので、何度か繰り返しRemix機能を使っていると元画像にどんなものを選んだらいいのか感覚がつかめると思います。
リミックス機能のサンプル
他にもリミックス機能をテストした結果を記事化してますので、リンクを貼っておきます。
落書きから写真へ
手書きの落書きから写真風のAIイラストを作り出すこともできます。ラフなスケッチから画像を作ることができて便利です。
写真からイラストへ
写真を一瞬でイラストにすることも出来ました。アニメ絵っぽい画像が欲しい時に、ポーズを指定できるのが便利です。
お気に入りの画像の別バリエーションを作るのに使う
画像生成AIを使い始めてから、ブログのアイキャッチ画像やYouTubeのサムネイル画像にLexicaで生成した女性画像をよく使っています。
Lexicaの作風が好きなので使っているんですけども、別バリエーションが欲しくなることもあり試しに気に入っている画像をリミックスしてみたのがこちら。
改めて比べてみると、Lexicaで作った画像はCGっぽさが強めですが、Leonardo.AiはLexicaよりも写真っぽさがあります。Midjourneyで作った画像に近い仕上がりです。
リミックスした画像をさらにリミックスする
Leonardo.Aiのリミックス機能で作った画像を、さらに加工してリミックスしてみます。
こちらの画像は、頭の上にモヒカンのような毛がついてしまっているので、こちらを消してからリミックスの元画像として使ってみます。
無料で画像加工ができるサービス「Clipdrop」へアクセスし、Cleanup機能を使って不要なものを消します。
ClipdropのCleanup機能についてはこちらをどうぞ。
あとは先ほどの手順でリミックスした画像がこちらです。
大元のイラストから2段階変換していることもあり、かなり違った画像に作り替えることができました。
最後に
今回は女性のAIイラストをリミックスすることにフォーカスして紹介しましたが、もちろんどんな画像でもリミックスできます。
引き続き実験を繰り返していきますので、例えば景色の写真をリミックスするとどういう結果になるのかなど、うまくいったサンプル画像がたまりましたら改めて紹介しますね。
Leonardo.Aiは招待制の画像生成AIサービスなので、使ってみたいと思った方は下記のリンクから登録してみてください。