最近、僕が推している画像生成AIサービスLeonardo.Aiについて、以前にイラストや落書きから写真風の画像を作る方法を紹介しました。
今回は逆のパターンで、写真もしくは写真のようなリアルなAIイラストを元に、アニメ絵のような画像を作ってみました。
Leonardo.Aiで写真からアニメ絵を作る
Leonardo.Aiは無料プランでも商用利用可能なAIイラストを生成できる稀有なウェブサービスで。興味がある方は下記のリンクから登録してみてください。
Leonardo.Aiで写真からアニメ絵を作り出すために、アップロードした画像にプロンプトを掛け合わせるリミックス機能を使います。
リミックス機能の使い方は下記の記事をご覧ください。
今回、Leonardo.Aiのリミックス機能を使って、写真を元にアニメ絵を生成したサンプルがこちらです。それぞれ、左側がLexicaで作った写真風画像、右側がLeonardo.Aiでのリミックス後です。
プロンプトの混ぜ具合を調整する
Leonardo.Aiのリミックス機能は、構図やポーズが強めに反映されるのがポイントで、元となる写真は構図・ポーズ・色味を意識して選ぶといい結果になりやすいです。
元の画像のテイストを崩したい場合は、画像の下にあるInit Strengthのバーを左側にずらしてください。この数字が小さいほど、画像よりもプロンプトの要素が強く反映されます。
Init Strengthの数値を調整したサンプルがこちらです。
結局アニメ絵はMidjourneyが強い
現在のLeonardo.Aiは、アニメ絵に特化した生成モデルの選択肢が少なく、出力される作風に偏りがあるのはデメリットです。
Midjourneyなら様々な作風で書き分けてくれるため、無料で使えるLeonardo.Aiから入って、「納得いくAIイラストが作れなかったら、Midjourneyに課金してみる」という流れがいいと思います。
Midjourneyのアニメ特化生成モデルにじジャーニーについて書いた記事がありますので、詳細はこちらをご覧ください。
最後に
というわけで、Leonardo.Aiのリミックス機能を使って写真からアニメ絵を作る手順を解説しました。
Leonardo.Aiのリミックス機能は、アップロードした画像の構図やポーズを活かして別の画像を生み出すことができるので、「こんなアニメ絵が作りたい」というイメージがあれば、写真側でコントロールが可能です。
以前の動画では、イラストや落書きを元にすることで、構図やポーズを作りやすくなるとお話ししましたが、写真の方が手っ取り早いケースも多そうです。
とはいえ、うまくいくかはプロンプトや生成モデルとの相性次第なところもあるので、今後いろいろ試してみて、また気づきがあれば情報共有します。