オープンソースの画像生成AIであるStable Diffusionを使って生成された画像を検索できるサービス「Lexica」は、いつの間にか画像生成機能がついてまして、Lexica特有のウェットな質感が素晴らしかったのでご紹介します。
同じプロンプトをStable Diffusionに入れても生成されない、独自のアルゴリズムが働いていて、画像の美しさに感動しました。
画像生成AIのLexicaで作った画像
まずはLexicaで作った画像とStable Diffusionで作った画像を比較していきます。
それぞれ同じプロンプトで作った画像ですが、仕上がりの違いがはっきり分かります。プロンプトも記載しておきますので、実際にコピペして試してみてください。
futuristic homey cozy recording studio yellow interior design. cinematic lighting, highly detailed, 8k
A crowded concert at night blue palette and mobile lights
a single cup of coffee on a table, on a plate, with a white porcelain cup, realistic, top-down
living room concept render, octane render, inspired by soviet cities, brutalist, futuristic, well illuminated, cold
同じ大きさで並べて比較してみます。左がStable Diffusion、右がLexicaです。思った以上にStable Diffusionが力を発揮してきましたが、やはりちょっと偽物感があるんですよね。
Lexicaでは、Lexica Apertureという写真生成モデルを使っていることでこのクオリティーが実現できているようです。特に人物だと分かりやすいです。
photoreal, cosplay, Cosplayer, Kanna Hashimoto, cute girl, beautiful girl, Glamorous girl with straight hair,
Lexicaで画像を生成するには課金が必要
このクオリティの高い画像、流石に有料です。ただ、思ったよりもだいぶ安いです。
僕はプロプランにしました。月額30ドルで3,000枚生成できます。商用利用も可能です。
Stable Diffusionを使ったサービスはたくさん出てるんですけど、ほとんどが有料サービスで、金額とクオリティを比較したときに僕はLexicaが良さそうだなと思ったので課金しました。
Lexicaを無料で使える範囲
冒頭にも書きましたが、Lexicaは元々Stable Diffusionで作られた画像の検索サービスだったようで、検索だけであれば無料で使えます。
また、Lexicaに課金せず、無料で画像を使う方法もあります。規約を確認すると、モデルがStable Diffusion 1.5の画像であればクレジット表記の必要がなく、無料で商用利用もできるようです。
というわけで、検索窓右側のアイコンをクリックしLexica ApertureをStable Diffusion 1.5に変更して検索しましょう。ここで表示されている画像は無料で利用可能です。
画像をクリックしてモデルのところにStable Diffusion 1.5と書いてあれば無料で使うことができます。
ただし、Stable Diffusion 1.5モデルの画像を検索した後、同じような画像を生成しようとしてLexica内で再生成するとLexica Apertureモデルで画像が生成されてしまうためそこから先は課金が必要となります。
無料のまま使いたい場合は、Stable DiffusionやDALL·E 2にプロンプトをコピペして使いましょう。
最後に
こんなに手軽にクオリティの高い画像が生成できるとは思わず、テンション上がって課金してしまいましたが、かなり満足してます。
プロンプトの書き方を学ぶだけでもすごく使えるサービスですので、ぜひ使ってみてください。