僕が愛用しているピンマイクピンマイク型レコーダー「ZOOM F2-BT」は、価格が安いのに音質も使い勝手も良くて最高なんですが、先日ついにポケットの中で停止されて録音できてない事故が起きました。
ボタンを押しても停止しないようにホールドスイッチが付いているものの、そのホールドが解除されて停止ボタンを押しちゃったというシチュエーションでしたので、原始的ではありますが、ホールドボタンが動かなくなるようにできることを考えてみました。
アイデア① レコーダー全体を覆うようなケースを作る
まずはZOOM F2-BT本体のご紹介です。右側の赤いボタンが「録音開始/停止」で、その左側のHOLDにスイッチをずらすことで録音中に不意にボタンを押してしまって録音停止してしまうような事故を防ぐことができます。
冒頭に書いたように、今回の事故は「スイッチがHOLDからズレてしまい、その後停止ボタンを押してしまった」というものだったので、スイッチに触れないような工夫をしようと思いました。
真っ先に思い浮かんだのが、ZOOM F2-BTを覆うようなハードケースを作ること。
ホールドスイッチが衣類と擦れ合わなければ良いので、段ボールを使って簡単にケースを作ってみました。
作ってみて思ったのが、ポケットに入れるにはかさばりすぎるなと…。
アイデアは悪くなかったと思うんですが、使い勝手はよくなかったです。
アイデア② 養生テープで固定
ホールドスイッチが動かないようにするために、最軽量でできることはないかと考えたところ、シンプルに養生テープを貼っちゃえば良いことに気づきました。
試しに養生テープを貼ってみたところ、テープが剥がれない限りは全く動きませんし、あとは簡単に剥がれないような貼り方をすれば良さそうだなと。
撮影現場に養生テープを持っていくことはよくありますし、持ち物が増えないのも良かったです。
思いつきのアイデアだったものの、現在こちらが本命です。
アイデア③ アプリを使って動作を確認する
これまでのアイデアと併用したいアイデアとして、ZOOM F2-BTとiPhoneをBluetooth接続してアプリで動きをモニタリングすることも考えました。
「F2 Control」という専用のアプリがあり、iOS, Andriodどちらも対応してます。
アプリ上で視覚的に録音できてるかどうかチェックすることができるので、これなら事故が起きたときに気づくことができます。
また、アプリ上でロックをかけていると、レコーダー側のロックがかかってなくてもレコーダー上で操作ができなくなります。
ただし、ZOOM F2-BTと同じ数だけ携帯端末が必要です。僕は対談動画でZOOM F2-BTを使うことが多いので、自分の端末だけだと数が足らないんですよね。
サブ端末を持っていくなど、台数がクリアできるならこの方法はかなり良さそうな気がしてます。
将来的にはマルチトラックレコーダー×ピンマイクに移行も検討
プロの現場でどのように事故を防いでるかというと、単純に音声を聴きながら作業してるんですよね。
これを実現するためには、ZOOM F2では難しいです。イヤホンジャックはついてるものの、撮影スタッフのところまでイヤホンを伸ばして使うのは現実的じゃないんですよ。
事故を防ぐためにも、ZOOM F6のようなマルチトラックレコーダーにピンマイクの受信機を挿し、話者にはピンマイクと送信機をつけてもらう体制を作るのがいいんじゃないかなと検討しているところです。
最後に
ZOOM F2-BT本体に養生テープを貼った上でアプリで操作するという組み合わせで、安心して撮影できそうな気がしてます。
また、さらに保険をかけてPCMレコーダーの併用なども検討したいと思います。