無料で漫画が読めるサービス「少年ジャンプ+」で連載されていた人気漫画「彼方のアストラ」が2017年12月末に最終回を迎え、コミックス最終巻となる5巻が2018年2月2日に発売されました。
個人的にはここ数年読んだ漫画の中で間違いなくNo.1の作品で、まだこの作品を知らない方にはぜひ読んでいただきたいです。
「彼方のアストラ」の良いところ
「彼方のアストラ」は、少年ジャンプで人気を博した「SKET DANCE」の作者、篠原健太先生による作品。
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もう完結した漫画ですのでこちらの5巻がすべてです。比較的読みやすいボリュームなので、これまで触れてこなかった方にはぜひ読んでほしい漫画です。
では、「彼方のアストラのここが魅力的!」と、僕が個人的に思っている点についてご紹介していきます。
篠原健太先生の絶妙なギャグセンス
まずは篠原健太先生のギャグのセンス。ギャグのワード自体も素晴らしいんですが、テンポ感がいいんですよ。漫画の止まっている絵の中で、まるで漫才を見ているような動きを感じるんですよね。
声が出るほど笑ってしまうことがあるので、移動中に電車で読むのには完全に向いてません。上手に堪えても、顔がにやついてしまいます。
ギャグとシリアスの絶妙なバランス
SKET DANCEをご存知の方には伝わると思うんですが、篠原健太先生はギャグとシリアスのふり幅がすごいんです。
しかも、「今回はギャグの回、こっちの回はシリアスな回」というわけではなく、さっきまでキャッキャとふざけていたのに、ページをめくったら急にシリアスがやってくる感じ。
ギャグのエッジが効いてるだけに、シリアスなシーンではお腹の奥の方がズーンと重くなるほど。このふり幅によってものすごくドキドキするんですよね。
さらに、そのシリアスなシーンが一発ドカンとあるわけではなく、最終話を迎えるまでに何度も波が押し寄せてきます。ギャグとシリアスという意味での緩急はありますが、面白さはピークのまま進んで行くので、気を抜くところがありません。
巧妙な伏線をしっかりと回収
1話の時点で最終話までのストーリーが完全に出来上がっていたんじゃないかというくらい巧妙に貼られた伏線が素晴らしく、漏らすことなくしっかり回収してくれました。
後半にゾクっとするような展開があったんですが、そこで明らかにされた事実に対するフリがだいぶ最初の方にあるので、思わず最初の3話くらいを見返してしまいましたよ。
おそらくコミックスを最初から読んでいくと、途中でまた頭から読み返したい衝動にかられると思います。
最後に
とにかく4巻あたりからのブーストかかり具合がやばいです。
彼方のアストラという漫画を知らなかった方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
そして、あのゾクっとする瞬間を体感していただきたいです。