近年、CSSでボタンをデザインすることが多くなりました。
ボタンのデザインが出来たら、次はマウスオーバーしたときのアニメーションもつけたくなりますよね。
今回はシンプルに「ボタンが沈み込む」ような動きの付け方をご紹介します。
ボタンの沈み込みをCSSで表現する
まずこちらの方法でボタンを作ります。
上記記事で紹介しているソースがこちらです。
.button a { width: 280px; background-color: #aaaaaa; border-radius: 3px; box-shadow: 0 3px 0 rgba(136,136,136,1); color: #ffffff; display: block; font-size: 18px; font-weight: bold; text-align: center; text-decoration: none; margin: 10px auto; padding: 10px 0; } .button a:hover { box-shadow: 0 1px 0 rgba(136,136,136,1); margin: 12px auto 8px; }
基本的にこれをコピペしてもらえばおっけーなんですが、この方法だと実は沈み込まないときがあります。HTML的に前後のmarginの取り方によってmarginが相殺されて動かないんですね。
このトラップに僕も何度かひっかかってまして、どこでも使えるいい方法はないかなと探して見つけたのが下記の方法です。
動作に影響を与える部分だけ書きますね。上のソースからmarginとbox-shadowだけ消したものに下記のソースを加えてください。
<div class="button"><a href="">テキスト</a></div>
.button a { box-shadow: 0 3px 0 rgba(136,136,136,1); } .button a:hover { box-shadow: none; transform: translate3d(0, 3px, 0); }
box-shadowをかけておいて立体感を出しておき、マウスオーバーしたときにその効果を消します。
その上でtransform: translate3d
を使ってボタン自体を下方向に移動させます。transformのカッコ内の数字は左から「X軸, Y軸, Z軸」なので、Y軸をbox-shadowと同じ大きさだけ動かせば沈み込んだように見えるというわけです。
スマホでは効かない
Android OS 2.3以前の機種ではtransformが効かないようです。
なのでiOSは大丈夫だと高をくくってたんですけど、実際やってみたらダメでした…。
今回の方法はボタンを押したときというよりもマウスオーバーしたときの挙動なので、スマホではあまり関係ありません。しかし、押した際にbox-shadowが消える動作だけは残るので、やっぱり違和感はありますよね。
実装してみてこの動きが気持ち悪ければ使わない方がいいかもしれません。
最後に
なんともベストな方法にたどり着けてないという感じです。
もっと良い方法があれば教えてください。