レバーレスコントローラーの代名詞とも言える「hitBOX」を初めて触ってきました。
青春時代を格ゲーに捧げた生活を送っていたものの、KOF99以降はほとんど触らず友人宅でたまに遊ぶ程度だった僕が、突然ストⅤをhitBOXで操作したらどうなったか、所感をまとめておきます。
初体験の動画と、記事内での表記について
まず最初に、レバーレスコントローラー「hitBOX」を初めて触った際の動画を貼っておきます。ケンを使用しているのが触り始めて3分ほどの出来事を1分以内に編集したものです。後半はキャミィも使ってます。
友人の会社で初めてhitBOX触りました。目標だった「中足昇竜CA」は達成。ただ、止まってる相手にはできるけど実戦では当面できる気がしなかったな。
最終的にはベガでネット対戦しました。溜めキャラの方が現状は安心して操作できる。 pic.twitter.com/ymapNlVdLK
— 大谷大 (@delaymania) March 2, 2023
この記事では、左手のボタンをキーボードのテンキーに当てはめて記載します。
左 = 4
下 = 2
右 = 6
ジャンプボタン = 8
です。
操作方法は全てカワノ選手のYouTubeで勉強してから行きました。
昇龍拳コマンドが楽
昇龍拳コマンドは下記の3パターン覚えていきました。
- 6を押したまま2を押して離す
- 6→2→8+攻撃ボタン
- 2と6を押したまま4を押して離す
パッと触った感じだと、圧倒的に3番が楽。しゃがみ姿勢のまま昇龍拳をうちたい時に使うパターンのやつで、「中足キャンセル昇龍拳」がレバーより圧倒的に楽です。
しゃがみ技キャンセル昇龍拳コマンドって結構難しくて、昔から苦手なんですよ。
それがレバーレスだとむしろ簡単でしたね。
中足キャンセル波動拳コマンドが難しい
昇龍拳コマンドとは逆に、波動拳コマンドが難しいです。
単発で波動拳を打つのはすぐにできたんですが、「中足キャンセル波動拳」となると急に難しくなります。
というのも、しゃがみ姿勢から波動拳を打つ場合「2と4と6を全部押した状態から、4を離してから2を離して攻撃ボタン」という、離す→離すっていう操作が必要となるためです。
押すよりも離すの操作が難しいと感じました。
昇龍拳のコマンドは「1つのボタンを押して離す」なので、「押した勢いで指を下側にスライドさせてボタン外に指を滑らせる」という、押す操作の延長で離してるので楽なんですよ。
2つのボタンをそれぞれ離していくっていう操作は、まだ全然慣れなくて神経を使います。
CAはレバーより簡単に出るけどキャンセルCAは手が忙しい
CAも単発ではすぐにできました。コマンド操作は「6を押したまま、2と4を同時に押して離して押して離す」です。これはレバーよりかなり楽です。
昇龍拳と同様、押した勢いで指を滑らせるだけなので、感覚としては「中指薬指の2本を連打」してるような操作でした。
こちらもコンボに組み込むと難しくて、中足キャンセル昇龍キャンセルCAの場合は
- 2と4と6を全部押した状態でしゃがむ
- 中足を打つ
- 4を押して離して攻撃ボタン(ここで中足キャンセル昇龍が出る)
- 昇龍ヒット時に6を押したまま2と4を同時に押して離して押して離す
の手順でやりました。ご覧の通りかなり忙しいです。
手が覚えてしまえばレバー操作よりも楽だとは思いますが、初日の段階だとかなり手元が忙しいです。
また、トレーニングモードでの成功率も低いのに、実戦でできる気がしませんでした。相当やり込まないと手に馴染まない印象です。
コンボに入れ込まない場合、例えば弾抜けを狙うとしたら、レバーより簡単にできそうな印象です。
溜めキャラの方がレバーっぽい操作感
いろいろなキャラを触った結果、ベガが一番扱いやすかったです。
溜めキャラの方が、レバーの操作と近い感覚でできるため、1P側でも2P側でも違和感なく操作できました。
ジャンプだけはまだ慣れなくて、よほど意識してないと空対空が出せなかったりはしましたが、溜めキャラ使うならすぐにでもレバーレス移行できそうです。
最後に
自宅にNEO GEOがあったので、餓狼伝説SPからアケコンユーザーの僕としては、レバーレスコントローラーへの移行は難しいと思ってましたが、意外といけそうな気がしました。
KOFだとレバーじゃないとキツそうですが(中ジャンプが出しにくそうとか、コマンド入力が複雑すぎるなどの要因があるため)、今後スト6やるならレバーレスコントローラーデビューもありだなと思いました。
みなさんもぜひお試しください、と言いたところですが、現状だと気軽に試せる環境がないですよね。僕はたまたまeスポーツ事業でお世話になってる会社に置いてあったので使わせてもらいましたが、いきなり買うにはハードル高そうっていう印象です。