サウンドハウスの落とし穴。TC Electronicの製品は修理に出せない

サウンドハウスの落とし穴。TC Electronicの製品は修理に出せない
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楽器やってる人なら一度はお世話になったことのある、激安で有名なサウンドハウス

僕も昔からお世話になってまして、たくさんの機材をこちらで買ってきたのですが、ちょっと衝撃的な体験をしたのでお伝えします。

サウンドハウスが悪いとか、ディスったりしてるわけではなく、こういうケースがありましたという話です。

サウンドハウスで購入したTC Electronicの製品は修理に出せない

TC Electronicと言えばディレイで有名なメーカーです。
delaymaniaという名のとおりディレイ大好きで、めちゃお世話になりまくってるメーカー。

TCの製品はいままでNova Delay、Nova Drive、G-Systemの3つを持ってまして、現在はNova Driveのみ手元にあります。

Nova DelayとG-Systemをmixi経由で人に譲ったのですが、今日の話はNova Delayを譲った方に連絡いただいたものです。

Nova Delayをお譲りしてしばらくしてから、「電源が入らない」と連絡がありました。

そもそもほとんど使ってなかった機材だから、原因はアダプターかなと思ったんですが(巻いてしまってたから断線したのかなと)、調べた結果本体の故障だったようです。

本体が故障してるとしたら運搬中になにかあったのかとか考えちゃうけど、そんなことを言ってもしょうがない。

結果として不良品を売りつけたことになってしまったので、修理代をお支払いするか、お金をそのままお返しするかという話をさせていただきました。

そこで修理代がいくらかかるのか調べていただいたところ浮上してきた問題が「サウンドハウスで購入したTC Electronicの製品は修理に出せない」という問題。

以下、お譲りした方からいただいたメールの一部を抜粋して掲載します。

基本修繕工賃が8400円

・どれ位簡単な修理でもこの値段。

・20000円以上の見積りの場合連絡されるが見積り段階で基本工賃8400円が必ず必要。
つまり、修理の有無に関わらず見積りだけで基本工賃が掛かる。

・故障が直らない場合でも基本工賃が必要。

購入先がサウンドハウスであり、T.C.JAPAN正規品ではないため、そもそも修理を行ってくれない。

・国内代理店であるT.C.JAPANは自社の正規輸入品である製品以外は修理する前に依頼を弾かれるそうです。

デジタルの精密機械であるためT.C.グループ以外での修理は不可能。

つまり
・直るか分からないうえに、工賃が高くつく。
・そもそも修理依頼を取りあってくれない。
ということだそうです。

正直買う時点で故障まで視野に入れて買ってないので、サウンドハウスが安いっていうだけで買ったんですが、こういう落とし穴があるんですね。

営業妨害するつもりはないです。
僕も今後サウンドハウスで買い物すると思いますし。

サウンドハウスが悪いわけではないですからね。
と言ってTCが悪いわけでもないんだけど。

でも、こういうこともあるって分かった上で皆さんにはサウンドハウスを利用していただきたいなと思う次第です。

長く使いたいものや大事にしたいものなら正規の代理店から購入するのがよさそうですね。

ちなみに、Nova DriveとG-Systemはサウンドハウスで買ってないのでいつでも修理可能です。
もちろん上記のように基本修繕工賃の8400円というお金はかかるけど。

最後に

今回TC Electronicの例でしたが、他のメーカーはどうなってるのか分からないので、サウンドハウスで購入したものでもメーカーで修理してくれるところもあると思います。

BOSSなどはRolandが修理受けてくれるだろうし。
そのあたりはリサーチしたわけではないので想像でしかないんですけど。

というわけで、TC Electronic商品をサウンドハウスで買おうと思ってる方はご注意ください。

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